こんにちは。つるけら(@tsurubloger)です。
わたしはホラー小説が大好きです。
ホラーには心霊系、人怖系、残虐系など様々なタイプがあり、タイプ問わずどれも好んで読んでいます。
作中人物の心情を想像したときの背筋がヒヤリとする感覚、たまりません!
今回はそんなホラー小説好きのわたしが、特に怖くて心に残った作品を7つ紹介します。
リング
タイトル | リング |
著者 | 鈴木 光司 |
出版社 | KADOKAWA |
本体価格 | ¥600 |
貞子が出てくるアレ。ジャパニーズホラー映画の代表として有名ですね。
見たら7日後に死ぬビデオを見てしまった主人公。死から回避するため行動します。
貞子の理不尽さに思わず恐怖。恨みが強大化するとこんなことなるのか……。
ただ映画を見たことがあるなら、意外とホラー感はなくミステリー色が強めだと感じるでしょう。
映画と違い原作ではテレビから貞子が出たりはしないんですよね。
仄暗い水の底から
タイトル | 仄暗い水の底から |
著者 | 鈴木 光司 |
出版社 | KADOKAWA |
本体価格 | ¥540 |
水にまつわる怖い話の短編集。
全体的にジメジメした気味の悪い雰囲気の話が多いです。
読んでいると思わず息苦しさを感じてしまうほど。
中でも、タイトルになっている「仄暗い水の底から」は映画化されるほどの完成度です。
水の近くに霊が集まると言われていますし、人間の本能で恐ろしく感じてしまうのでしょうね。
一行怪談
タイトル | 一行怪談 |
著者 | 吉田 悠軌 |
出版社 | PHP研究所 |
本体価格 | ¥580 |
- 題名が入らない
- 文章に句読点は一つ
- 詩ではなく物語である
- 物語の中でも怪談に近い
以上のルールを踏まえた怪談話を集めた一冊。
ゾッとする話、よく考えないと理解できない話、その後が気になって仕方ない話など、いろいろなもので構成されています。
よく一文でここまで考えさせるものができるなと感心しました。
10秒ほどで一つの話が終わるので非常に読みやすいです。
ちょっとした空き時間や寝る前の読書におすすめ!
残穢
タイトル | 残穢 |
著者 | 小野 不由美 |
出版社 | 新潮社 |
本体価格 | ¥630 |
霊障を調べてほしいという依頼を受け、その原因を探っていきます。
この作品の特徴はなんといっても現実とリンクさせたリアルな描写。
主人公の取材で話がすすむ様は、物語というよりはドキュメンタリーに近いです。
作中では実在する人物や場所が出てくるため、本当にあったことなんじゃないかと思ってしまうほど。
心霊描写はガッツリ霊が出てくるのではなく、
- 部屋から引きずる音が聞こえる
- どこかから赤ちゃんの泣き声が聞こえる
- 反射越しに霊の姿が見える
など、これぞジャパニーズホラーと言えるものが盛りだくさんです。
読んでいるときは何ともないのですが、ふと思い出したときにたまらなく怖くなる、そんな作品でした。
黒い家
タイトル | 黒い家 |
著者 | 貴志 祐介 |
出版社 | KADOKAWA |
本体価格 | ¥680 |
THE人怖。保険金詐欺がテーマの作品です。
とにかく後半の展開が怖すぎます。
周りの関係者が次々と姿を消していき、どんどん自分に近づいてくる。
このじわじわ追いつめられる様にたまらなく恐怖を感じました。
大金を目の前にすると人はここまで狂えるのか、それとも元々狂っていたのか……。
一番恐ろしいのはやっぱり人間。それを思い知らされるでしょう。
夏と花火と私の死体
タイトル | 夏と花火と私の死体 |
著者 | 乙一 |
出版社 | 集英社 |
本体価格 | ¥540 |
主人公の遺体目線で話がすすむ衝撃の作品。
兄妹2人が殺した主人公を隠すために必死になります。
悪いのは完全に兄妹なんですが、遺体が見つかりそうになる場面は思わずこちらも思わずヒヤリ。
人ひとり死んでるのに常に冷静でいる兄には恐怖しか感じません。
これがデビュー作ということで、乙一氏のとんでもなさがよく分かりますね。
粘膜人間
タイトル | 粘膜人間 |
著者 | 飴村 行 |
出版社 | KADOKAWA |
本体価格 | ¥640 |
巨大かつ凶暴な弟を殺そうとする兄たちの話。
とにかく残虐描写や生理的嫌悪を感じる描写が多いです。暴力、拷問、殺人、強姦と何でもアリ。
登場人物は全員気が狂ってるのかと思うほどのイカれ具合です。そして人の命が軽い軽い。
ただ中には思わず笑ってしまう描写もあり、それがかえって狂気に拍車をかけています。
万人にはおすすめできませんが、一度ハマるとシリーズ全てを読みたくなるほどの中毒性です。
まとめ
おすすめのホラー小説7選、いかがでしたか?
あらためて今回紹介した本は
- 一行怪談
- リング
- 仄暗い水の底から
- 残纏
- 黒い家
- 夏と花火と私の死体
- 粘膜人間
どれも背筋がゾッとする作品ばかりです。
ホラー小説を読んだことがないなら、上記のものを選んでまず間違いありません。
背筋がゾッとする体験をぜひ味わってください!
それではノシ
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